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【アニメ映画】雲のむこう、約束の場所
【Veohで視聴】【Pandoraで視聴】【映画詳細情報 Wikipediaより】
《キャスト》
藤沢 浩紀(ふじさわ ひろき) - 声:吉岡秀隆
白川 拓也(しらかわ たくや) - 声:萩原聖人
沢渡 佐由理(さわたり さゆり) - 声:南里侑香
岡部(おかべ) - 声:石塚運昇
富澤 常夫(とみさわ つねお) - 声:井上和彦
笠原 真希(かさはら まき) - 声:水野理紗
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《概要》
本作は、『彼女と彼女の猫』 『ほしのこえ』 に続く、新海誠の3作目の監督作品。上映時間は91分。2004年11月20日より渋谷シネマライズで劇場公開を開始し、他の劇場でも数日~数ヶ月後に公開が開始された。
前作以上の作画のクオリティと巧みな演出、音楽とのマッチングが大いに評価され、宮崎駿監督の『ハウルの動く城』などを抑え、本作品は第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞した。
また、2005年12月26日には エンターブレインから 加納新太による小説版が刊行された。さらに、月刊アフタヌーンにて、佐原ミズによるマンガ版が連載されている。
新海の出世作 『ほしのこえ』 と同様に、描き込まれた美しい背景描写とシャープなメカニック描写を特徴とした作品になっている。前作『ほしのこえ』 にて ドラマツルギーの弱さやプロット構成の甘さ・類型的なキャラクター造形が新海のアニメーションの弱点とされたが、前2者は作品の尺を長くすることと 多くの製作スタッフの協力を得ることで、後者はキャラクターデザインを田澤潮にゆだねることで、非常に良く練られた構成とインパクトのある演出を 本作品で実現することに成功している。
また、従来から新海の魅力とされる 彼の極まる感性と安定した技術が生み出す美しい画面描写は、従来の商用アニメには類例がないものとして賞賛された。
また主演にアフレコ素人の俳優を起用することで、主人公達の素朴で朴訥とした雰囲気をうまく作りだしている。
《ストーリー》
1996年、日本は津軽海峡を挟んで南北に分割占領されていた。北海道は「ユニオン」に占領され、「蝦夷」(えぞ)と名前を変えていた。ユニオンは蝦夷に天空高く聳え立つ謎の「ユニオンの塔」と呼ばれる塔を建設しており、その存在はアメリカと「ユニオン」の間に軍事的緊張をもたらしていた。
青森に住む中学三年生の浩紀と拓也は、海の向こうの「塔」にあこがれ、ヴェラシーラ(白い翼の意)と名づけた真っ白い飛行機を自力で組立て、いつか「塔」へ飛ぶことを夢見ていた。また二人は、同級生の沢渡佐由理に恋心を抱いていて、彼女にヴェラシーラを見せ、いつの日にか自分たちの作った飛行機で「塔」まで飛ぶことを約束する。しかしながら、それきり佐由理は何の連絡も無いまま二人の前から姿を消してしまう。ショックを受けた二人は飛行機作りを止めてしまい、喪失感を埋め合わせるように浩紀は東京の高校へ進学し、拓也は地元の高校へ進学して勉学に打ち込むことになる。
3年後の1999年、「ユニオン」とアメリカの緊張は高まり、戦争が現実になりそうな気配の中、「塔」の秘密が明かになる。それは近接する平行宇宙との間で空間を交換し、世界を裏返して書き換えてしまう超兵器であった。一方、佐由理の行方も明らかになる。彼女は中学三年の夏から三年間もの間、原因不明のまま眠りつづけており、東京の病院へ入院していたのだ。やがて「塔」と佐由理の関係が明らかになると、この事実を知った浩紀と拓也はヴェラシーラを塔まで飛ばす決意をする。宣戦布告後の戦闘のさなか、ヴェラシーラは津軽海峡を越えて北海道の「塔」へ飛ぶ。あの遠い日に、彼らが約束した場所へ。
《主題歌》
『きみのこえ』作曲・編曲:天門 作詩:新海誠 歌:♥(ハートマーク)(川嶋あい)補編曲:岡澤敏夫
《スタッフ》
原作・脚本・監督・音響監督:新海誠
キャラクターデザイン・総作画監督:田澤潮
美術:丹治匠、新海誠
音楽:天門
アフレコ演出:三ツ矢雄二
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