概要: 耳の聞こえない画家と女優の卵が、障害を乗り越えながら愛を深めるというストーリー。決して障害を悲劇的に扱うことなく、主役2人の日常的な交流という形で淡々と描き、障害者のドラマが持つそれまでのイメージを大きく変えた。この点などが高く評価されて、第33回ギャラクシー賞テレビ部門大賞を受賞した。またこのドラマの放送を期に、若い女性を中心に手話を習う人が増えるなどの社会的影響があった。 主演は豊川悦司と常盤貴子。それまで二人は、若干斜に構えたクールな役柄を演じることが多かったが、このドラマへの出演により、新境地を開くことに成功した。このドラマは、それぞれの俳優人生を変えるほどの代表作となり、常盤はこのドラマでの演技が評価され、1995年度のエランドール賞新人大賞を受賞した。 最高視聴率は28.1%、平均視聴率は21.3%。初回こそ19%台だったものの、ドラマの評判とともに回を追うごとに上昇し、最終回で28.1%に達して名実ともに大ヒットドラマになった。 主題歌であったDREAMS COME TRUEの「LOVE LOVE LOVE」はこの年のオリコン年間第1位に輝いた。ドラマだけでなく主題歌も非常に高い評価を得た。