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【映画】私は貝になりたい
【56.comで視聴】【ku6で視聴1/4】【ku6で視聴2/4】【ku6で視聴3/4】【ku6で視聴4/4】【映画詳細情報 Wikipediaより】
『私は貝になりたい』(わたしはかいになりたい)は、元陸軍中尉・加藤哲太郎の手記「狂える戦犯死刑囚」の遺言部分をもとに、橋本忍の脚本で制作されたテレビドラマおよび映画である。
オリジナルは、TBSテレビの前身、ラジオ東京テレビ(KRT)が1958年に制作したテレビドラマである。1994年には、TBSによるテレビドラマでリメイクされた。また、1959年には劇場版が制作され、2008年にはそのリメイク版が公開された。映画の配給はいずれも東宝。
1959年版と同じく東宝の配給により、2008年11月22日公開。製作費は11億円。
この映画化に際して、基本的にシナリオを書き直さない信念を持っている橋本は唯一書き直したい作品であったと語り、自身では初めて脚本の改訂を行った。また、福澤克雄にとっては初監督作品となる(本来の初監督作品だった『涙そうそう』は、急病で途中降板していた)。
橋本が脚本の改訂に踏み切った背景の一つには、生前にこの作品の脚本を見た黒澤明が、「橋本よ、これじゃあ貝になれないんじゃないか?」と感想を述べたからだという[5][6]。同志であるからこそ率直な意見を述べたであろう黒澤がどの部分を問題視したかは、今となっては知る由も無いが、先述の通りこの作品の脚本をめぐっては、幾多の裁判などの末、リメイク版テレビドラマの制作された1994年までに、権利者は橋本と加藤哲太郎(題名および遺書の原作者)でようやく確定した経緯もあり[7]、加藤をはじめとする関係者の神経を逆撫でしかねない黒澤の発言に、橋本は長年悩まされていたとも言える。
なお、丸刈りにすればBouz割引が適用され、1000円で鑑賞可能。これは、出征を前に丸刈りにする場面があることから来ている。
概要:
理髪店を営む一人の男が、戦時中にアメリカ兵を殺害しようとした罪(実際には怪我をさせただけ)を軍隊から復員した後の裁判で問われ、BC級戦犯として死刑にされるという悲劇を描いた作品。テレビ草創期の時代に制作され、“ドラマのTBS”の礎となった作品として、日本のテレビの歴史に語り継がれている。
ストーリー自体は橋本による創作で、架空の物語である。しかし劇中の主人公の遺書が、元陸軍中尉で自らも戦犯として裁判を受けた加藤哲太郎の手記「狂える戦犯死刑囚」[1]の遺言内容と酷似していた。それを友人から伝え聞いた加藤は、ドラマの脚本を執筆した橋本に対して自分の原作権を認めるよう求めたが、橋本はこれを拒否。そこで加藤は、ドラマの映画化(1959年版)が決まった際、配給元の東宝と、自分が原作者としてクレジットされることを条件に契約し、橋本もこれを受諾した。ところがラジオ東京テレビ(現TBSテレビ)がクレジットを改めずにまたドラマを再放送したため、加藤は当時のラジオ東京テレビと橋本を著作権法違反で告訴した。この裁判[2]の結果、加藤の訴えは認められた。そのため現在では題名および遺書の原作者として「加藤哲太郎」の名がクレジットされるようになっている。なお、加藤自身も主人公同様に戦犯として巣鴨プリズンに勾留、死刑判決を受けているが、後に再審の末、減刑されて釈放されている。
のちに中野昭夫がドラマの原案者は自分であるとして、橋本を相次いで訴えた。しかし、1975年(昭和50年)に東京地方裁判所で敗訴した損害賠償などの請求をはじめ、ことごとく敗れている。
あらすじ:
昭和19年、第二次世界大戦中。高知県幡多郡清水で理髪店を営んでいた清水豊松(しみず とよまつ)は、気は弱いが平凡な人柄の人物であった。戦争が激化する中、豊松にも赤紙が届き、出征することになる。
内地の日高中隊に所属した豊松は、厳しい訓練の日々を送る。ある日、撃墜されたアメリカ軍B-29の搭乗員が大北山山中に降下。軍司令官の矢野中将による「搭乗員を確保、適当(2008年の映画版では「適切」)な処分をせよ!」という命令が、尾上大隊を経て大北山の最寄にいた日高中隊に下り、山中探索の結果、虫の息であった搭乗員を発見。そこで豊松は、小隊長から滝田二等兵とともに銃剣でその米兵を刺すよう命じられた。
終戦後、豊松は無事に復職するも戦犯として特殊警察に逮捕され理不尽な裁判に人生を翻弄されるのであった。
監督:福澤克雄
プロデュース:瀬戸口克陽
エクゼクティブプロデューサー:濱名一哉
プロデューサー:東信弘、和田倉和利
原作(遺書・題名):加藤哲太郎
脚本:橋本忍
音楽:久石譲
主題歌:Mr.Children 「花の匂い」
公開:2008年11月22日
上映時間:139分
キャスト
清水豊松:
中居正広
清水房江:
仲間由紀恵
清水健一:加藤翼
清水直子:西乃ノ和
敏子:柴本幸
根本:西村雅彦
三宅:平田満
酒井正吉(豊松の友人):マギー
竹内:武田鉄矢
松田老人:織本順吉
尾上中佐:伊武雅刀
足立少尉(小隊長):名高達男
立石上等兵:六平直政
滝田二等兵:荒川良々
刑事(豊松を戦犯として連行する刑事):金田明夫
山口(戦犯 元新聞記者):山崎銀之丞
通訳(法廷での米軍通訳):浅野和之
列車の車掌:小林隆
折田俊夫:梶原善
折田の嫁:中島ひろ子
折田の母:泉ピン子
日高大尉:片岡愛之助
大西三郎:
草剛
西沢卓次:笑福亭鶴瓶
小宮教誨師:上川隆也
矢野中将:石坂浩二
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